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Madame in Paris

ブルゴーニュ旅行

 ワインで有名なブルゴーニュ地方へ行ってきました。去年の夏以来久しぶりの家族旅行!あの時はダンナ・私・長女Aの3名だったけど、今回は去年の10月に生まれた次女Jも一緒。家族が1名増えただけなんだけど、なんか感慨深いものがありました。知り合いに「3ヶ月の赤ん坊を連れて旅行なんて凄いね」と呆れられましたが(?)小さい方がたくさん寝てくれるので楽です。ただしオムツやらミルクやら大量の着替えを持たなくてはいけないので、車が必須ですが・・・
 今回の旅行もいつも通り世界遺産の大修道院や名所の大教会堂など観光したのですが、一番面白かったのがワイナリー巡り!ワインのことは全然解らないけど、生産者を訪ね試飲しながら好きなものを購入したのが思いのほか楽しかったです!病み付きになりそう(笑)

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 そんなわけで観光はすっ飛ばして(笑)ワイナリー紹介から。
こちらは「Caves de Bailly」 なんと山の中腹をくりぬいてワイン貯蔵庫&試飲所が作られています。だから写真も薄暗~いでしょ?左奥が試飲所、長いカウンターがあって雰囲気満点。お相手をしてくれたマダムがとても親切な方で、私たちの好みを聞きながら色々なボトルを出してきては、どんな種類のブドウを使ってどんな割合でミックスされているのか説明してくれました。

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 これらが試飲したワインたち!結構な数ですが一口ずつしか飲んでませんよ、念のため(汗)私はお酒が強そうに見えるらしく「一升瓶抱えて飲むタイプでしょ?」と言われた事があります(笑)でも実は下戸、アルコールが少しでも入ると顔が赤くなってしまいます。

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 今回ここで購入したワイン&スパークリング・ワイン。ダンナと私は好みが違うので2本ずつ4種類をチョイス。各3本ずつ計12本のお買い上げ♪ 
 私はフランスに来るまで知らなかったのですが、こちらではシャンパーニュ地方で作られた発砲ワインのみをシャンパンと呼びます。それ以外は同じ品種のブドウを使っていても、隣接地域でもシャンパンと表記する事は許されません。だから右の2本はラベルに「Cremant de Bourgogne」と書かれています。通常シャンパンはスパークリングワインの2倍以上のお値段で高級品!まぁ味が全然違うので納得なのですが、我が家ではもっぱらこのスパークリングワインを愛飲しています。

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 これは車内から撮影したブドウ畑、田舎道を走るとこんな風景が延々と続きます。ちなみにワイン用のブドウって30cmくらいの小さな木。今回は冬だったので葉も実もなかったけど、秋には熟した実が手摘みされて潰して漉して樽で成熟させてボトルに詰められて初めてワインとして売り出されるんですよね。こんな黒いちんちくりんな木から、美味しいワインが出来るなんて不思議~
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 日本でも白ワインで有名なシャブリ。写真はアチコチに立てられているワイン分布図。シャブリ地区のどこでどんなワインが生産されているのか一目でわかるようになっています。写真を見て解るとおり言語もフランス語・英語・ドイツ語・日本語とフランスでは珍しく四ヶ国語で表記。イギリスやドイツは近隣国だから納得だけど、アジアからは日本語だけ。よっぽど良いお客さんなのね~

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 こちらが今回私たちが訪れたワイナリー「La Chablisienne」地下の樽が積んである場所で試飲できるのですが、種類がとても豊富で通の人が好みそうなカーブでした。ここで緑のナンバー・プレートの高級車に乗ったマダムを見かけたのですが、彼女はグラスを片手にお店の人とアレコレおしゃべりしながら1ケース(6本)お買い上げ。おまけに1本もらっていたので、かなりのレベルのものを購入したみたい。

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 右のボトルが購入したシャブリ、若くてフルーティーでとても気に入っています。でも今回買ったのは3本だけ、だって下から2番目のグレードなのにすでに高いんだもん(涙)さすが高級白ワイン「シャブリ」一番上のグレードだとシャンパンと同じ値段だもんね、恐れいいりました・・・
 左の2本はVézelay地区にあるカーブ「Cave Henry de Vézelay」で購入したワイン。ダンナ好みで私はパスしたものだったのですが、家で飲んだら美味しくてビックリ!ダンナいわく「カーブで試飲すると雰囲気にのまれて通常よりも美味しく感じるけど、この場合逆のケースだから珍しい」って。はいはい、どうせ私の舌は当てになりませんよ・・・

 そんなこんなで2泊3日の週末旅行はアッという間に過ぎてしまいした。今回は短時間で子連れだったのでブルゴーニュ地方の北しかまわれなかったけど、次の機会にはボーヌやマコンなどの南部をまわりたい。もちろん目的は「カーブ巡り」美味しいワインたちが私を呼んでいる~♪

 今回のワイン旅行で参考にしたサイト「Vin de Bourgogne」 
フランス語のみの表記ですが、各カーブのHPにもリンクしているのでガイドブックよりも情報が新しく細かいので便利です。ワインのお勉強にも役立ちます!



 ブルゴーニュ地方で有名なお料理といえば「エスカルゴ」と「ブッフ・ブルギニヨン」(牛肉の赤ワイン煮こみ)ですが、残念ながら旅行中は食べるチャンスがなかったのでパリに戻ってから気合を入れて自分で作りました!
 といってもエスカルゴは冷凍を買ってきてオーブンに入れるだけ(笑)「かたつむり」と思うと気持ち悪いけど「巻貝」だと思って食べれば美味しいです。それにニンニク&バター&ハーブがたっぷりなのでほとんどエスカルゴの味はせず食感のみ。未体験の方はぜひ一度トライ♪
 ブッフ・ブルギニヨンは色々なレシピを読んで自分流にアレンジしてみました。要は牛肉&香味野菜&赤ワインを一晩マリネして、翌日弱火で長時間煮るだけのシンプル料理。我が家には煮込み料理の神様「ル・クルーゼ」(フランスの鍋)があるので超簡単!お供はもちろん旅行中に購入したブルゴーニュ・ワインです、セ・ボ~~~ン♪
 
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 (画像が悪くてごめんなさい・・・)
 フランスのホテルでの朝食は温かい飲み物&オレンジジュース&パン&ジャムと、とってもシンプル。ブュッフェ・スタイルに慣れている日本人には最初もの足りないかも・・・でもたっぷりのカフェ・オ・レにクロワッサン、焼きたてのバゲットにはバター&ジャムをたっぷりとのせたら、それだけでもう幸せな私(笑)フランスでは小さな宿で手作りジャムを出してくれるところが多く、ここでも「パパイヤ」「花梨」「プラム」などのジャムが激ウマでした♪

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 (これまた画面に黒い点々が・・・ソフト変えないと駄目かな?)
 夕食もホテルのレストランで。アミューズには塩味のシュー(シュークリームの皮クリームなし)とチーズ味のパイがこの地方の定番らしく、どこで食事をしても出されました。前菜にはサラダやパテ&ハム類が多かったです。写真はカボチャのスープ、家では面倒で作らないので嬉しかったです(笑)

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 メインは牛肉のステーキや鴨肉などがあったけど、この日はシャブリを飲んでいたので川魚のムニエルにしました。アーモンドと皮はパリパリで中は柔らかく、バターがきいていて最高!家で調理するとなかなかこうはいかないのよねぇ~(苦笑)
 食後はチーズの盛り合わせ。日本だと食前のおつまみに食べるけど、フランスでは食後が正式なコース。でもお腹一杯で食べられないことが多いけど、この日は頑張っちゃった!だってこちらではワゴンに20種類以上のチーズが乗ってるんですものぉ~サーブしてくれるマダムに色々質問しながら3種くらい選びました。モン・ドールのようなクリーミーな地元のチーズはワインと一緒に頂くと最高!いつもはフランスの悪口が多い私ですが、今回ばかりはフランス万歳です!(笑)
 そしてデザートにはアイスクリーム&フルーツパイかチョコレート・ケーキ、し・あ・わ・せ~~~最後にコーヒーをいただいてディナー終了。フランスではなぜかデザートと飲み物を一緒に出さないんだよね。ティータイムではOKなのに・・・

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 こちらは長女Aの昼食風景。いつもはあまり食べさせてもらえない大好きなフリット(フライド・ポテト)が山盛り!彼女ほとんど1人で食べちゃってダンナも私も唖然(笑)あれでよくお腹痛くならなかったよね・・・しかも毎日アイスクリーム食べてたし・・・顔が丸くなって帰ってきたのは母だけではありませんでした(爆)

 いつも旅行はシャンブル・ドット(フランス風民宿?)やアパートに滞在することが多いのですが、今回は短期間だったのでレストラン付きの小さなホテル「Hotel Les Fleurs」に宿泊。食事中子供が飽きたらすぐに上階の部屋に行けるし、べべは部屋に寝かせておけばOK。泣いたら聞こえる距離だったし、時々様子を見に行けるのでとても便利でした。ダンナは運転しなくてすむのでワイン飲めるし(笑)
 こちらのマダムがまた親切な人で、彼女も6歳の娘さんがいるので私たちの様な子連れ家族には最高のホステスでした。ネットで見つけて予約したのですが、リーズナブルで大当たりのホテル。ダンナにも「良いところ探したね」と珍しく褒められました。って、これまでいかに「ハズレ」が多かったことか・・・(涙)最近はガイドブックよりインターネットで宿を探すようになりました。写真がついているから、自分でどんな施設か確認できるのは強みですから。
 参考にしたサイトはこちら→ 「Logis de France」

 そんなこんなで楽しいブルゴーニュ旅行はアッという間に終了。今回の旅で「カーブ巡り」に味をしめた私(笑)次回はどこへ行ってどんなワインに出会えるかなぁ?考えただけでワクワクしてしまう♪
by lastcupid55 | 2007-02-24 05:38 |